この記事では、療法士で転職の検討をしている人に向けて記載しています。
今回は、転職しない方がいい人に向けて記載しています。
この記事は作業療法士歴10年(病院勤務8年、トレーニング事業経営2年)で約1000人のリハビリテーションに関わった経験のある作業療法士の村中(Twitter:muraOT01)が記載しています。
目次
近日中にローンを組む計画がある人

結 論
ローン審査で不利になる可能性があります。
ローン審査で不利になる可能性があります。
具体例
金融機関によっては、ローンの審査には勤続年数が申し込み条件にある場合があります。
半年や一年以上、もしくわ2年以上の勤続年数がなければローン審査に不利になる可能性があります。
勤続年数が申し込み条件になっている理由は、継続した職が無ければ、当然収入も不安定になる可能性があります。そして、返済できなくなる可能性があるためです。
この結果から、転職直後はローン審査に不利になる可能性があるので、注意して下さい。
Advice
ローンを組むのであれば、転職前にローン審査を受けることをおすすめします。
成果が出なくて転職を考えている人

結 論
ほとんどの場合は同職種の転職しても一緒です。
ほとんどの場合は同職種の転職しても一緒です。
残念な話ですが、人間関係によって成果が出ない環境にいる以外を除いて、基本的に成果が出ないのは自分に責任があると認識して下さい。
ただし、本当に好きでやっている仕事であれば、もう少し継続することで必ず結果が出るようになってきます。
私も、社会人1年目からは結果が全く出ませんでした。とにかく業務を覚えることで必死だったのを、今でも思い出します。
なぜ成果を出せない原因が、自分にあると言えるのか解説します。
具体例
例えば、サッカーが好きでやっている人と、嫌いでやっている人とでは行動も成果も違います。また目標途中で、しんどくてや遊びたくてなどの誘惑に負けてしまい、継続して練習に打ち込むことができないと周りから差をつけられます。
仕事においても同様のことが言えます。
仕事に置き換えると、やっている仕事が好きでやっているのと、嫌いでやっているのとでは成果のでかたが違います。
なので、療法士から療法士の仕事に成果が出ないからといって転職しても、ほとんどの場合は成果を出すことはできません。
そのため、同職種の転職はあまりおすすめできません。
そんなの嘘でしょ!!って思われるかもしれませんが、それは経営の観点からもよく言われています。
結局は、自分の行動で人生は変わります。他人があなたのために頑張ると言ったことは、恋人や家族、親族関係以外ではほとんどありえません。
Advice
どうしても転職したい場合は、働く場所の種類を変更(急性期から回復期や、回復期から生活期など)を試みた方が良いと思います。
転職理由が明確にない人

結 論
転職の理由が曖昧では、転職先を適当に選択してしまい、転職先に入社後にさらに転職しようか悩まされます。
転職の理由が曖昧では、転職先を適当に選択してしまい、転職先に入社後にさらに転職しようか悩まされます。
こんな理由では転職しないようにして下さい。
よくあるのは、業務負担関係を理由にして転職する場合です。
誰でも楽して稼げるなら、それが良いと思います。しかし、世の中はそんなにあまくはありません。
どこに行っても、出勤時間が決まっていて勤務しなくてはいけな日数などは変化しません。
そのため、業務負担を理由で転職するのはあまりおすすめできません。
では、どのような理由で転職することが勧められるか解説します。
具体例
例えば、チーム連携が良いチームと悪いチームとでは成果の出かたが異なります。例えばチーム連携が悪いと、それぞれの役割を理解できません。そのため、連携を取ることができず成果を出すことができません。
なので、転職において人間関係を理由に退職するのは良いと思います。また、人間関係が理由で転職する場合は、仕事は好きでやっているけど、人間関係で悩まされているから精神的に疲弊している可能性があるからです。
そのような場合は、仕事の結果も出ず、身体的にも精神的にも疲弊するため、転職を検討しても良いかと思われます。
その他の転職理由は、キャリアアップやキャリアチェンジの転職はお勧めすることができます。
・キャリアアップの例
療法士の多い病院から少ない病院を狙ってリハビリテーションの責任者として働き、今後はマネジメントやリハビリテーションの規模拡大に貢献できるスキルがあるから転職して貢献したい。
・キャリアチェンジの例
急性期の病院でいろんな疾患の患者様に関わってきました。そこで、特に脳血管疾患の患者様のリハビリテーションには興味があります。急性期で学んだことを生かし、もっと脳卒中や脳血管疾患の患者様について理解してリハビリテーションが提供できるようになりたい。
Advice
例のように、療法士という仕事のスキルを向上させるまたは拡大させるような方法で、療法士としての地位を確立するような転職であれば問題ないと思います。
ただし、1年や2年で成果がでないからといって転職を考えるのは辞めましょう。2番目でも話したように、成果が出ない場合はどこに行っても成果が出ません。転職ではなく、成果を出せる技術を磨くことが必要です。
まとめ
今回は、転職をあまり勧められない状況について記事を記載しました。
・ローン審査
・成果が出ない
・転職理由が曖昧または、ない
この3つに該当する場合は、転職するのではなく勤続できる方法を検討することをおすすめします。
最後まで、読んで頂きありがとうございました。