この記事では、車椅子のクッション適応と種類の選定方法について、わかりやす
私も、作業療法士になりたてのころは、車椅子クッションの選定や適応なんて知識は全くありませんでした。
また、座っていたら痛いなんて感覚も全く共感できませんでした。しかし、就職して病院で勤務し実際に上司に教えてもらって感謝し
一度も座り直しせずに、座ってみてと言われました。そうすると、時間経過とともにみるみる、臀部の違和感と苦痛でクッションの性能の重要性を痛感しました。
脳卒中という病気になると、座位能力は悪くなる場合があります。
結果、私が上司に身を通じて教えてもらったように、臀部が違和感
なので、車椅子クッションは車椅子ユーザーにとっては重要な補助
記事では、車椅子クッションについて少し深掘りして、「どんな
読むことで、車椅子クッションの選定が簡単になる。ある程度確認
では、さっそく解説していきます。
1:ウレタンクッション
ウレタンクッションは、基本的に座位姿勢が安定している人が使用します。
理由は、ウレタンクッションの体圧分散性は長時間持続しないことにあります。
例えば、座るとウレタンクッションは一時的に垂直に沈み込みます。沈み込みきると、体圧分散性は放棄され一点に圧力が加わるようになります。
しかし、座り直しを行える人の場合は、一点に圧力を感じると座り直しを行い再度、沈み込むまで体圧分散されます。
座り直しができないと上記のようにはいかず、沈み込んだ場所に臀部がはまり一点に体圧が集中する傾向にあります。
2:ゲルとウレタンのハイブリットクッション
ゲルとウレタンのハイブリットクッションは、不十分であるが、なんとか座り直しを試みるような人の場合に使用します。
座り直しが不十分な人を示す具体的な状態は、座位を両手で支えて取れる状態の人を示します。
理由は、ゲルが臀部表面を追従するように座ると操作されウレタンクッションは垂直に体圧分散をするのに対して、ゲルとウレタンのハイブリットクッションは圧を放射状に逃がすように分散します。
放射状に体圧分散をすることで、クッション性は保たれます。クッション性が保たれることで、姿勢に合わせて常に圧分散を行います。
結果、座り直しが不十分であってもその姿勢での圧分散を行い一点に圧力が集中するのを防ぐ傾向にあります。
3:エアークッション
座り直しが全くできないような人に使用します。
エアークッションの場合は、クッションに加わる圧とエアーによるクッションによって常に均衡を保つように設計されています。
なので、沈み込んでもそれを跳ね返すようにクッション側から臀部に対して均衡に圧力が加わるように設計されています。
そのため、座り直しができなくても臀部は常に一定の圧力で保たれるように設計あれています。
また、空気圧などを調節する物が多く、ここの臀部の形に合わせてクッションの形状を記憶させることもできます。
まとめ
ウレタンクッションは、座り直しができて座位が安定している人に使用します。
ゲルとウレタンのハイブリットクッションは、座り直しが不十分で自らの両手で支えないと、座位が安定しないような人に使用します。
エアークッションは、座り直しができないまた、座位が自分の力で安定してできない人を対象に使用します。
本日も最後まで、読んでいただきありがとうございました。