作業療法士の資格を保有し、病院で8年の勤務経験から作業療法士の給料の実態について解説をします。

作業療法士の一般的な給料
結論から述べると平均的な収入です。
何を持って平均と述べるかですが、令和元年における厚労省調べの一般労働賃金より男女平均年収で307万円と言われています。
下記のグラフは理学療法士、作業療法士の年間月給賃金推移です。28万7500円がだいたいの月給総支給額になります。
また、これに加えてボーナスなどの賞与が付帯します。
引用:s-stat
注意:決して手取り額ではありません。ここから所得税や保険、年金などの社会保障の料金が引かれます。
このグラフ推移は療法士の中でも、訪問などの10人規模でやられている企業での月学給与推移です。
その他に知りたい方は、S-Statに行くと様々な職種の給料事情を知ることができます。
ここまで読んで理学療法士や作業療法士って稼げないイメージを持たれたと思います。
もちろんそうです。基本的にこの仕事において給料は大切何ですが名誉や金のためにやると継続して行うことはできません。
職種が職種だけに、基本的にリハビリテーションを行なっている時間はもちろん患者様と一対一になります。そこで何気ない一言や患者様から技術が足りないと要望やご意見を頂くこともあります。
さらに、上司からも命に関わる仕事だけに厳しい指導がある場合もあります。
でも安心して下さい。
それに耐えれた人は、必ず給料をあげる道へ進んでいくことは可能です。
理学、作業療法士が昇給する3つの方法
①役職へ昇進
②大学の准教授、教授になる
③起業する
この3つのどれかを目標に進めることで未来の自分は給料をあげることが可能です。
役職へ昇進
近年では、なかなか無いかもしれませんが以前は経験年数と共にそのように昇進することができました。
昇進することで企業価値は高まり、その分役職手当などが増えます。
しかし、約1万円程度のためそう多く感じることができない可能性がありますが、これをコツコツ行うことで徐々に昇給して行きます。
もし、この方法で昇給するのであれば企業内や職種内での『自分の値札』を意識することを進めます。
何十年と様々な場面に出会わすことになり、時には医院長や部長など自分より職域の高い人から叱責されることもあると思いますが、それに耐えてあくまで自分の企業内価値を高める必要があります。
また、勤続年数が多ければその分退職金なども増えます。
さらに、のちに解説するような起業などとは異なり保険や年金、労災などあらゆる社会保障はしっかりされていますので勤続することもいい昇給方法だと思います。
大学の准教授や教授になる
このことでは①と比較して飛躍的に、給与は昇給し財政的に安定することが可能です。
こちらの『大学教授の平均年収は約1,080万円!大学別、准教授、講師との比較など給与制度を徹底解説』記載されている記事などを読むと夢があります。
基本的に理学療法士や作業療法士は国家資格を持っており、特殊技術を手に持っています。
しかし、工場などに勤めている場合手に職はほとんどない場合が多く、汎用化されやすい傾向になります。
そのため、大学教授なども多く在籍しており席が無い場合が多く、会社での社畜の中で昇進していくことが必要になってくると思います。
この特殊技術を理学療法士や作業療法士は生かして、周りにいる教授や准教授また大学院などに行かれているスタッフがいれば色々それまでの道のりを聞いて給料を昇給させたいのであればその通りに進めば年収1000万円も叶えられない目標では無いと思います。
起業する
これは僕自身が選んだ道ですが、前提で言いますが②もかなり努力が必要だと思いますが、こちらも努力は必ず必要です。
まず、起業するところから資金も必要ですし、経営方法なども考えないといけません。また、税理士に帳簿などを依頼する場合はいいですが、万が一自分で行う場合は簿記の知識がなければ難しいです。
保険や年金なども役所に行って手続きをとります。
そして、準備ができたら次はお客様を集客します。これは、起業することが必ず決まっているのであれば事前に集客してもいいと思います。
いざ開業!しかし、ここで問題になるのが競合他社との差別化などです。自分が何気なく臨床をやっていて全く勉強してなくて資格だけ持っていても全く臨床では役に立ちません。
今までの臨床の責任はあくまで企業側が持ってくれていましたが、自分で起業するとその責任は全て自分に降りかかってきます。
結果がでなければ、不要とされますし接遇やマナーなども必要になってきます。
また、社員を雇用する場合などもその社員よりあくまで自分の技量が認められるほどでなければ、社長なのになめられるようになり全く起業した価値を感じれなくなってしまいます。
そのためにも、雇用で働いている内にどれだけ技量を磨くために勉学に臨床に励むかが大切になってきます。
まとめ
理学療法士や作業療法士の給料について全般的な内容と、昇給方法について解説を行いました。それぞれメリット、デメリットがありますが昇給する方法は理学、作業療法士共に国家資格と技術職だけに多岐に渡ります。