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前回は上頭頂小葉や下頭頂小葉そして、縁上回などについて触れながら、背側視覚路についての解説を重点的に行いました。

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しかし、視覚情報が脳内に至るまでの過程で、視覚は視覚でも数種類の視覚によって情報が構成されているので、今回は視覚の種類について簡単に解説を行いたいと思います。

では、よろしくお願いします。

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 視覚の定義

視覚とは一言で示すのではなく、基本的に4つの経路に別れています。

・断片視(snapshot vision)

・開口視(aperture vision)

・環境視(ambient vision)

・移動視(ambulatory vision)

この4つに別れます。

 

この4つの定義について解説を行います。

 

・断片視とは

基本的には眼球が静止している状態の視覚のことを示しています。この定義としては、眼球運動は基本的に行われていない状態となります。

この断片視は、本や携帯電話などと物を認識している状態においては、物の輪郭を目で追っている状態になります。

そのため、次に解説している開口視と言われる機能が働いています。

その物の輪郭を追うまでの前過程のことを示しているのが、断片視となります。

 

・開口視とは

開口視とは、物体の辺を視覚で追う視覚のことを示します。

断片視でも解説をさせて頂きましたが、この開口視と視覚は、説明通り物の辺を視覚で追う視覚のことになります。そのため、この機能によって物の認識ができます。加えて、手前、奥などとった距離感などを感じることができるようになります。

・環境視とは

環境視とは、環境状態に合わせて頭部を自由に動かし、周りの環境を見回すことのできる視覚のことを示します。

こ環境視は、頭部を運動させることによって、一画面で捉えていた視覚からの情報を頭部の運動に合わせて、滑らかに画像を変換させてより広く視覚からの情報を得ることができるようになる視覚のことを示しています。

・移動視とは

環境視は、頭部のみの運動で見渡すのに対して移動視とは、観察者(視覚を受け取ってる者)が自由に動き回ることを許可されて、動き回ることによって入力される視覚のことを示します。

 

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基本的にはこの4つの総称によって視覚と言う定義がされています。

 

また、この4種の視覚の説明でも出てきたように、眼球、頭部、身体の運動全てが複合的に組み合わさり、視覚を形成させていることから、近藤(1991)は、視覚情報と運動情報の情報統合に伴って、視覚の座標系が調節、変換されると報告しています。

このことからもわかるように、視覚の情報は単純に目で得て完結されている訳ではないです。

この眼球の動きに伴い、頭部や身体が協調的に動くことによって、視覚の情報が統合されて初めて完結されています。

これらのどこかが、ズレることによって視覚から得る情報にも、歪みが出現してしまいます。

それが、出現するのは眼振、めまい、視野欠如、視野狭窄など様々な障害を引き起こします。

そのため、単純にめまいがあるからと言って視覚だけに対して介入を行うだけではなく、あらゆる視点から患者様やお客様の評価を行う必要があります。

引用:近藤政雄:多層の座標系構造に基づく空間知覚:視覚誘導運動を例として Vision,3(1991)185-193

 

そして、このように視覚と運動情報の統合と共に、運動を行うことで体性感覚への入力や、移動視や環境視などによって様々な情報が身体に入力されるようになります。

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 まとめ

今回は、視覚には「断片視」「開口視」「環境視」「移動視」と言う4つの視覚が存在します。

そして、それらが統合されて、眼から得る情報が脳へと伝達されます。

また、これらの視覚と伴って体の動きによって体性感覚が入力されると共に、その視覚で得た情報の実在感などが増して、初めて外界の物と言う認識がされます。

ここまでは、単純に視覚とはについて解説を4つの視覚に分けて解説をさせて頂きました。

次回に投稿予定ですが、この視覚の情報によっては、脳への到達経路が異なることから、単純に後頭葉の場合は全盲や失明と言った症状が現れるのに対して、中脳や小脳と言われる部分が障害されると「めまい」と言った症状が現れます。

まずは、今回説明を行わせて頂きました、視覚の4種類について理解をして患者様やお客様がどの視覚で敏感に問題を抱えておられるかを明白にしていくことが必要と思われます。

本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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