本日もkaradasapo-to.comに訪れて頂きありがとうございます。
運営管理を行っている、作業療法士のUNLです。
本日は先日投稿させて頂いた、予期に続いて大切な予後について解説させ頂きます。
では、よろしくお願いします。
スポンサードリンク
昔のプラトーと今は違う
はい!早速本題のこの内容です。
まずはこれです!
よく患者様やご家族様から
ネットで調べたらとか…
医師からとか…
療法士からとか…
こんな説明を受けましたと。
「プラトーっていうのがあって
回復って6ヶ月までなんでしょ?」
「重度の麻痺だから、無理なんでしょ?」
とか…よく言われるんですが…
そう思えば先日投稿した
説明した効果は産まれません。
この結果・・・
自分の運動麻痺に対して向き合うことができません…
はっきり、述べておきますが…
それは昔の話ですからね…
今は違います。
自身の体験として・・・
僕はいま生活期で、来てくれているお客様にサービスを提供していますが、随意性や痙縮、病的連合反応や日常生活の自立度、歩行距離や活動範囲などなどを大きく前向きに拡大させている人達を、幸せなことに現に生で見させて頂いています。
だから、そんな考えは捨ててほしいです。
また、論文でも適切な治療や施工を受けて機能や能力を改善している研究が報告されています。
※ページ下記に論文は貼り付けていますので、よければ参考にしてください。
では、何が一体そうなるのか?
それは…
スポンサードリンク
ターゲットを決める
これは、お客様や患者様が何を求めているのかを考えて施工や治療を行う必要があります。
例えばですが…
痛み止めを服薬する…
痛みに捉われず生活できるから…
痛みなく物事に集中できるから。
免許をとる…
体に負担をかけず早く、楽に移動できるから…
活動範囲が広げられて楽しめるから。
そして、これらを行う時に考えるのは…
どの痛み止めが一番合っているか?
どの免許の種類が一番合っているか?
ここがリハでも肝です。
例えば、特に疾患もなく生活上の痛み止めなのに、オピオイド鎮痛剤(モルヒネなどの効果の強い鎮痛剤)は服薬しませんよね?
それとリハの処方する内容も同じです。
だから、お客様や患者様に起きる結果予期をして、効力予期をして合っている種類の物を処方しますよね?
このように結果予期や効力予期そして、目標をちゃんと知って合っているものや内容を提供することで、諦めず行動できますよね?
免許取得なんてなかなか諦める人なんていませんよね?また、多くの国民が持っていますよね?
だから、これらの過程がしっかりと踏まれているからですよね?
これらは、リハビリテーションでも同様のことが言えるんです。
例えば
肩関節を動かす…肩関節の随意性を上げたいから…家事でもう少し肩関節がこんな風に動いて用いることができれば、もっと効率良く進めて、負担に感じることなく進めることができるから。
そして、それをやった時に達成感や満足感の共有ができて、お客様や患者様は感謝して頂けますよね?
この場合、目的としている家事動作での肩関節の参加頻度や苦労してそうな肩関節の動きが何か分析をしてターゲットを決めて、適切な肩関節の運動方向の練習をすることを処方しているわけなんです。
これ無しでは、結果予期や効力予期などは成り立たず継続してお客様や患者様はリハや自主練習に取り組むことはできません。
だから、本当何を望まれているのかを、必ずお客様や患者様と吟味してどんな運動が必要か検討してターゲットとを確実に決めていく必要があります。
スポンサードリンク
生活期での回復論文
上肢機能
下肢機能
・通所リハビリテーションを2年間利用した脳卒中患者の下肢機能と歩行能力の経時変化
歩行機能
・通所リハビリテーションを2年間利用した脳卒中患者の下肢機能と歩行能力の経時変化
生活機能
・回復期リハビリテーション病棟患者の退院後日常生活活動変化の特徴と関連因子
この論文報告によるように、
確実にターゲットを決めていけばきっといい結果はついてくるはずです。
だから、6ヶ月とかで諦めず、やるべきことにちゃんと練習をしていきましょう!
本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
スポンサードリンク