本日もkaradasapo-to.comに訪問して頂きありがとうございます。
管理運営をさせて頂いている作業療法士のUNLです!!
本日は最近連載させて頂いている自主練習についてです!!
自主練習を療法士やトレーナーから、むやみに提供されてがむしゃらにやっていませんか?
やるからには、続けたいですよね?
それには、絶対的に必要な能力があります!
では、続けて自主練習ができるようになるために論文の研究結果を使いながら解説をさせて頂きますね!
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継続させるのは量ではない
はい!自主練習にはこれです!
トレーナーや療法士が個別に着く場合はいいですが、
着かない自主練習については絶対にここは理解した方がいいです。
単純に考えると分かるんですが、
無意味な仕事ましてや、報酬を自分で感じることが出来ないような活動において、量や負荷が見合ってない活動をやりますか?
また、先の変化が決定的でないこともやりませんよね?
やりませんよね。
せっかくやるなら・・・
・有意味であって
・効力から結果などもある程度見据えて
・達成した時に達成感に満ち溢れたい
ですよね??
だから、量だけや負荷だけが先行しているようなことは基本的にやらないほうがいいと考えられれます。
そのためには、次の2種類の予期が必要になってきます。
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自主練習には結果、効力予期が必須
先日論文をいろいろ読んでいると面白い文献を見つけましたので、紹介させて頂きますね!
回復期では、発症からの月日が非常に自主練習を行う群には関連しており、もっとも狙い目が2.7ヶ月移行から回復を示してくるため重要になってきます。しかし、この論文では結果の予期や効力の予期というものはあまり関係しませんでした。
この結論としては、発症からの時期によるものと判断されています。
引用文献:回復期脳卒中患者の自主トレーニング実施に関連する要因
一方慢性期では、
結果の予期
効力の予期
という2つの機能が運動継続に必要になってくる。
という論調の報告がされています。
引用文献
この結果予期と効力予期とは
Bandura Aによってこれらの概念が生み出されています。
結果予期(outcome expectations)とは
「ある行動がある結果を導くだろうという個人の推測」
効力予期(efficacy expectations)とは
「その結果を生ずるのに必要な行動をうまくできるという確信」
そのため、生活期に移行後は病院などと環境が異なり、コメディカル(医師や看護師、療法士など専門知識を有する者)から離れるために、結果の予期や効力の予期を見出すには非常に難しくなってしまいます。
また、これらの環境によって当然自主練習などの患者様やご家族様に提供したサービスの更新頻度なども減少してしまいます。
それらの結果から、自主練習に新鮮味や独創性が欠如していきさらには、退屈や飽きるなどと言った感情へ変化してしまうことが考えられます。
そのため、自主練習がうまく行えず中止へと至ってしまう場合が、多く存在してしまう傾向になります。
だから、量を稼ぐ前に
必ず身体機能の変化に合わせた
内容検討
それぞれの自主練習結果がもたらす、
結果予期
それらを行うことで導かれる結果
効力の予期
これら3項目については
丁寧に患者様やお客様説明そして、ご家族様など関わるサポートメンバーに理解と了承を得て進めていく必要があると思われます。
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まとめ
自主練習は量や負荷で語るものではない。
ちゃんとニーズを理解して、未来を見据えた計画とそれに沿った結果の予期と効力の予期の双方によって、新鮮味と独創性を携えて継続して取り組むことができます。
本日は生活期で活躍される患者様ならびにお客様とご家族様そして、コメディカルスタッフに対しての自主練習を提供する上で吟味する必要のある知識について解説をさせて頂きました。
本日も最後まで、読んで頂きありがとうました!
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