前頭筋アイキャッチ

前頭筋(Frontalis muscle)

図で示す赤い部分が前頭筋です。

起始部、停止部、神経支配、運動作用

起始部:帽状腱膜

停止部:眼輪筋と鼻根筋と筋線維を交叉させて眉の間から眉部分の皮膚

神経支配:顔面神経

主要血管:眼動脈

運動作用:眉弓を引き上げ前頭部(額やおでこ)にシワを作る。逆に頭頂部(前髪の生え際部分)を引き下げる。

目を開ける

引き上げるだけの役割ではなくて、同時に頭頂部(前髪の生え際部分)を引き下げる働きがあるので、加齢に伴いこの筋肉の筋力が低下すると眉は下がるようになり、おでこ(額)の皮膚がたるむようになってしまいます。

また、前頭部を下げるような働きも同時に低下しおでこが広がるようになってしまいます。

しかし、前述したように前頭筋は眼輪筋や鼻根筋との筋連結もあるため、これらに対しての確認も必要になってきます。

また、眼輪筋は眼瞼を閉じる作用であり、鼻根筋は眉の間に皺を作るような作用があります。

このことを考えると目を開ける動作とは異なる筋肉となります。

そのため、これらの筋肉のバランスが非常にこのことからも重要になってくることがわかります。

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前頭筋のストレッチ

1:前頭部(額やおでこ)にイラストの矢印の向きに指を3本以上置く。

2:そして、内側から外側へとスライドさせるように動かす。

前頭筋スライド方向

動かす方向の理論は、筋線維の方向によって決めています。眼瞼から頭部へスライドさせると筋線維をほぐすと効果が得られにくいです。さらに、リンパの関係からもそう言えるでしょう。

回数と時間:1、2を行う回数と目安は、30回程度を目安として行い朝昼夜一日3回実施できるといいと思われます。

※注意点

1:外側から内側へスライドさせると、リンパの流れと合わせて介入することが難しい。

2:強く押すのではなく、優しく行う。(リンパ細胞は35mmHg以上圧迫すると傷がつきます。)

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追加で行うといいストレッチ

1:前頭筋は眼瞼部分で体幹の後部からくる筋膜でもあるSBLとの関係があると思われるので、前頭筋のみのストレッチやマッサージを行なったとしても、その筋膜でもあるSBLが筋短縮や筋力低下をしている場合は、効果が半減してしまうと思われます。そのため、こちらのSBLのページを読んで理解しこれらに対してもストレッチやマッサージを行うことで大きな効果を得ることができると思われるので、是非時間があれば行うようにして下さい。

2:姿勢の改善を行う意識をして下さい。1でも記載しましたが、SBL自体の機能が低下すると背中が曲がるいわゆる、猫背の状態となってしまいます。そのため、猫背にならないように気をつけることも必要と思われます。

3:就寝時の姿勢については、できる限り固めのマットレスを使用し仰向けで就寝するようにしましょう。でなければ、次はSBLとは逆のSFLが筋短縮や筋力低下を示してしまう可能性があります。SFLについてはこちらのSFLについてのページをご覧ください。SFLの中でも筋力低下を招きやすい腹直筋部分については要注意が必要です。腹直筋はSFLについてのページでもご理解頂けるとと思いますが、骨盤の後傾を助長させます。骨盤の後傾を助長させるということは2で注意書きした猫背へとなりやすくなってしまいます。これらからも、できる限り仰向けで可能であれば枕はあまり高くないものをご検討下さい。

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前頭筋の筋力が低下すると

前頭筋の筋力低下疑いこの画像のように左右での目の大きさや眉の高さが異なるような症状が出現します。いわゆる眼瞼下垂のようになります。顔面神経麻痺などの場合は画像よりひどく目が閉じるようになってしまう場合が多く存在します。そしてそのような場合に関しては、前頭筋移行術などを行うケースがあります。

前頭筋の筋力強化方法

1:目を閉じた状態にする

2:眉の上に指をあてる

3:眉を3本の指でおさえる

目を閉じる

4:3の状態で写真のように精一杯おでこにシワを寄せるように引き上げます。

目を開ける

5:最後に、おでこに寄せた皺を下に引き伸ばすように抵抗をかけます。

回数は20〜30回程度行います。

その後に20秒程度3の状態で4を繰り返します。繰り返す回数は10セット程度を行うようにして下さい。

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まとめ

前頭筋は眉を引き上げる作用があります。

そして、顔面神経麻痺などに伴いそれらの機能が低下することや、形成外科での眼瞼下垂などの症状に対して手術をされる場合がある。

そのため、目を開ける動作にとっては非常に重要な働きをします。

この前頭筋を鍛える方法がありそれらに伴い、表情筋を鍛えることができます。

本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。