もみかえしの理由
「体が疲れたし、マッサージへ」と出かける。
しかし・・・・・・・・・
マッサージ施行後から痛みを感じる…
「最悪だあ〜。せっかくお金払ったのに…」
こんな体験をする人がいると思います。
いわゆるこれが本日解説する
もみかえし!!
また、リハビリテーションでも・・・
「ストレッチです」
と言われ施行後に痛みに変わる方・・・
いわゆるこれが本日解説する
もみかえし!!
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お金を払ってリラクッスを求めたのに
こんな結果になりたくないでしょう。
これらの例え話での 共通点 は・・・
施工後に痛みが起きることです。
では、その施工中の
技量や方法に問題があるのか?。
施工後に自分がいる
環境に問題があるのか?
そんな疑問について、
本日は解説をしていきます。
筋肉の構造について
筋肉は両端を腱と腱に挟まれ間に
筋肉本体が存在します。
筋肉本体は「ささみ」のような形をしています。
スーパーで加工されているささみはちょうど
「筋腹」という部位であり
筋肉本体部分になります。
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ささみをゆでると
「 縦にスジ 」
が入いりますよね?
↓
そのスジとスジの間が
一つの一つの筋繊維になります。
↓
マッサージはその一つ一つの筋繊維を
ほぐしていく役割を持っています。
↓
また、ストレッチは硬く縮こまった筋肉を
引き伸ばし柔軟性を引き出す
役割を持ちます
これらのように
マッサージとストレッチの役割を
理解し混合して様々なパターンを
経験から揉み返しに着目して
揉み返しが起きないマッサージ方法
について考えていきたいと思います
マッサージの悪いこと
多くの人治療者やセラピストは
「ここが凝っているんです」
「ここが痛いんです」
と言われると・・・・・・・・・
その部位をほぐそうと
一点に集中して施工を行う…
しかし、考えてみてください。
硬くて痛い場所いきなりほぐすとどうなりますか…?
私の経験から良い効果を
期待することは…
↓
できません
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え??
痛いところをほぐすのは良くないの……?
そうなんです。
いきなりほぐすことを想像してみましょう。
痛い部位は一番にしない?
生の状態ではなく、茹でたささみをほぐすと分かりやすいですが、筋肉の繊維は断裂しますよね?
これが体内で起きると筋肉を痛めることにつながるのです。これが揉み返しなんです。
痛めることや筋肉に多大な損傷を与えると体は治そうとすると同時に炎症細胞などを集めようとします。結果痛みを揉み返しのように感じるのです。また、痛みを感じると興奮している際に働く交感神経が働きさらいリラックス効果は半減します。
だから、私がマッサージやストレッチを提供する時は方法の使い分けを行い、手順を考えて施工することが大切になります。
揉み返しをさせない手順
①まずは・・・・・
痛みを感じない程度の
ストレッチ
それにより、筋肉の柔軟性を確保します。なお、秒数をかけてストレッチを行う場合は基本的に同一の姿勢を約20秒以上持続して行う必要があります。
しかし、痛みを感じるまで実施すると、筋繊維を断裂することになります。
そのため、適度に痛みではなく「伸ばされているな」と感じる程度でストレッチを実施します。
②その後痛みや疲労を感じる部位の
脂肪組織と筋膜、筋肉を
スライドさせながらほぐす
この時も痛いほど行うのではありません。また、範囲として「硬い」「痛い」場所だけをマッサージするのではなく、必ず痛みを感じるとその周囲の筋肉にも力が入り循環などを悪くしていることが考えられるため周囲をほぐしていくことは大切な作業になります。
③いよいよ・・・
痛みを感じる部位に対して
施工開始!!
上記手順を踏んだ上で主訴でもある「硬い」「痛い」などと症状を訴えられた場所に対してマッサージを入念に行います。尚、マッサージを行う際は筋肉に対して平行に行うのではなく横にスライドさせるようにほぐすことが大切です。不要物は筋繊維と筋繊維などの間に集まりやすい傾向にあるからです。
④最後に・・・
マッサージ後に温めます
それは筋肉内の循環を流動的させ
老廃物の循環に役立つからです。
まとめ
揉み返しは強くマッサージやストレッチを行うことで筋繊維を傷つけている結果起こる。まずは、軽くストレッチとマッサージを併用しほぐしていくことが大切。主症状のある部分だけでなく、周囲に対してもストレッチやマッサージを行うことが大切。施工後に温めることが大切である。