毛細血管〜若返り・チェック方法・料理・運動〜

 

本日は題名通り毛細血管について解説をしていきます。

動機は、冷えやすい・疲れやすいなどなどの症状から脱却。また、むくみなどの美容についても非常に大切な意味を持ち合わせているなどとても大切な働きを持ち合わせています。

 

基本の血液面積

まず血管の面積を各血管で見てみると一般的に動脈1:毛細血管700:静脈2と考えられています。これだけ毛細血管は体に多い血管であり、指先の細胞まで血液の循環を行うのにはとても大切な血管になってくることがわかりますよね。

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毛細血管の働きについて

毛細血管は他の動脈や静脈と構造に違いがありさらに、細さや体内に存在する面積ゆえ細胞との連結が強く毛細血管の働きが弱まることで表面上(くすみやシワなどの肌老化と肌トラブルまた、むくみひどい場合は血栓(血の塊を血管内で作成)をできやすくなり心筋拘束や脳卒中などの危険性)に影響が出やすいです。

 

なぜ毛細血管は細胞と関係があるのか?

それは構造が他の血管と違うからです。

太い血管ではその中に流れる血液量が毛細血管に比べ多いです。そのような結果から太い動脈や静脈は内膜、中膜、外膜と三層構造になっており血液など絶対に漏れてはいけないような構造と万が一血液量が異常に増加しても可能な範囲で血管が破れないような構造になっています。また、動脈に限っては弾性線維がクッションとなり伸縮性に有利な構造になっています。

しかし、毛細血管は体の細部まで通り細胞のすみずみまで酸素や栄養また、体の老廃物を回収するなど細胞と血液との連絡がスムーズに行えることがメリットな働きをする血管です。そのため、太い動脈や静脈のように3層構造ではなく1層構造で構成されておりそれらは、内皮細胞と周皮細胞で構成されているのみです。そのため太さは細い血管(髪の毛より細い:直径8〜20μm)です。

 

血管の老化

毛細血管においては元気な毛細血管は細かくびっしり並列に並んでいることが基本です。しかし、加齢により劣化するとびっしり並列で並んでいた毛細血管がうねったり、規則性がない状態で並ぶように現れます。これらを専門的に「ゴースト血管」と呼びます。毛細血管は先に説明したように細胞で構成されており、少しの衝撃でも破れる可能性の非常に高い血管です。また、血管そのものは加齢によりどんどん劣化していきます。運動不足(体が栄養を届ける必要がないと判断し毛細血管が減る)、太り過ぎ(脂肪の量が増加するとその脂肪細胞にも血液供給を行わないといけなくなり他の必要な細胞に血液が循環されなくなる)、食べ過ぎ(食べ物を食べると胃や腸などの消化に必要な臓器の運動が活発化し当然そちらの臓器に血液供給が増加します。そのため毛細血管葉の血流が減少する可能性がある)によっても毛細血管に良くない影響を与えます。

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毛細血管の確認方法

通常であればダーマスコープという特殊なカメラを用いて血管の造影を行い問題ないかなどの確認を行います。しかし、それがなくても簡単に確認できる方法があります。

 

チェック1:舌の表面の色を確認します。

ピンクなら健康。

暗い褐色や紫色などの場合は血行が悪いことを示します。

 

チェック2:舌の裏側の2本の血管形状を確認します。

まっすぐで過度に盛り上がっていない場合は健康。

蛇行している、血管が盛り上がっているなどの場合は循環が悪いことを示しており、毛細血管が劣化してきている可能性があります。

 

チェック3:毛の色

白髪が増えていなければ健康。

以前はなかったのにここ数年で最近白髪が増えた場合は頭皮の毛細血管の循環が悪い可能性があります。

 

チェック4:目の疲れ

特に目が疲れるようなことがなければ健康。

普段と同じように生活しているに目の疲れがひどい場合は毛細血管の循環が悪いです。

 

チェック5:目の下にくま

目の下にくまができない場合は健康。

もともと目の下のくまがひどい方は除外ですが、ここ数年で目の下にくまができやすくなった場合は毛細血管の循環が悪いです。

 

チェック6:体がむくみやすくなった

むくむことがほとんどない場合は健康です。

以前よりむくみやすくなった場合は毛細血管の劣化が進行している可能性があります。

 

チェック7:翌朝に疲れがとれなくなった

理想的な時間に就寝し疲れがとれる場合は健康

理想的な時間に就寝しても疲れがとれない場合は毛細血管の劣化が進行している可能性があります。

 

チェック8:内側のくるぶしを見る

青く太い血管が並んでいれば健康。

青く太い血管の周りに赤紫の細い血管が少しでも浮き上がっていれば毛細血管の劣化が進行している可能性があります。

 

※上記の中で一つでも該当する場合は毛細血管が劣化(ゴースト血管化)している可能性が考えられます。

毛細血管にいい食べ物

・ヒハツ

ヒハツには『Tie2(テイツー)』と呼ばれる成分が含まれています。これは、毛細血管を保護している壁細胞を血管から剥がれないように接着する働きを持つ物質です。壁細胞を守ることで毛細血管の蛇行による止血(血流を止める)や循環不良をなくすことができます。これらは、「シナモン」や「ルイボスティー」「ギャバ」「金柑」「ニッキ」などにも含まれています。ヒハツの場合目安として1日1グラム(小さじ半分)程度の量でいいと言われています。

 

・ヒハツを使った料理

ヒハツとはコショウと同様の香辛料として用いられることが多い調味料です。基本的には調味量程度で使用するものであり、探してみたら焼きそばにかけることや、焼いたお肉に適量使用するなどいろいろ使用用途はあるようです。

 

毛細血管の改善する運動

  • 仰向けになり、両手足をあげて細く振る(痙攣かなという程度)

※なるべく力を抜いた状態で行うようにして下さい。足は壁にもたれるよう

にしても大丈夫です。所要時間は1日約15分程度(1回5分程度)

まとめ

本日は毛細血管について記載をしました。肌のトラブルや老化などに困られている人はもしかしたら毛細血管が劣化していることがあるかもしれませんね。一度全て記事内容を読みできることから体をサポートしましょう。

 

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病院に勤めていた作業療法士が、実際の臨床現場で学んだ脳出血や脳梗塞などに伴う後遺症さらに、骨折や脊髄損傷などの後遺症などの情報を提供。また、基本的な医学用語やトレーニング方法などについての知識をわかりやすく解説。

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