近年健康ブームに先駆けて早朝からジョギング
をしている人の姿を多く見かけることがある。
しかし、忙しい人に時間の余裕はない。また、
朝が苦手な人にとっては夜にジョギングをする
ことが多いですよね?ただ、これには朝も夜も
メリットとデメリットがあるのです。
体育系と文化系での死亡率の推移
体育系と文化系で死亡率について検討した研究
がある。それによると、文化系より体育系の方
が死亡率は高いのが現状である。また、ほぼ体
育系においては22歳〜62歳までにおいて文化系
より体育系の方が、死亡率が高いのが現状である。
また、ジョギングで有名なジェイムス・フィックス
さんをご存知ですか?彼はジョギングの教祖と
も言われた方である。しかし、52歳という若さ
でこの世を去った人物である。また、運動中の
突然死については、圧倒的にジョギングをして
いる最中が多い。ちなみに運動中の突然死にお
いてはゴルフが2位である。
ジョギングとゴルフの関係
この2つどこが似ているか検討すると時間帯が
似ていることが考えられる。ジョギングって夜
は仕事の時間もあり何時に帰れるかわからない。
また、「飲みに行きたい」、「遊びに行きたい」
人も多いはずである。ゴルフは、接待や趣味な
どで行う場合でもゴルフはゴルフ場でしかでき
ないため移動するのに早朝から出かけ昼過ぎに
は接待とかであると終わりたいため早朝からす
ることが多い。これらから時間帯が関係してい
ることが考えられるのである。
早朝の体の動き
心臓や肺、腸の動き(食事を取るまで)も弱い
ため、血圧も一番低い状態にある。
早朝の体の動きが弱い時に起こる病気
早朝に発症する病気として、
脳血管疾患、心筋梗塞が多い。
なぜ早朝の運動は体に対して良くない?
これらの要因としては早朝の体の動きで説明した
内容と密接な関係がある。
肺が十分に機能しない場合は酸素を体に取り入れ
ることができない状態である。それにより、肺で
運動強度に対する十分な酸素交換をすることが難
しい状況を考えることができる。心臓が十分に動
いていないと当然であるが血流が悪い状態にある。
血流が弱い状態から一気に強くなる場合のイメー
ジとして川の流れを想像してほしい。
川の流れが徐々にきつくなる場合は、たまってい
る流木なども徐々に流れ海まで運ぶことがスムー
スに可能であることが想像できますよね?しかし、
台風が来た時の川を想像してほしい。一気に流れが
きつくなると流木はあちらこちらで川岸に引っかか
り川の流れを止める。その結果氾濫することもある。
ではこれらの事実から血管に置き換えると徐々に流
れが徐々にきつくなる場合は不要な物も徐々に流れ
ることがイメージできるが、一気にきつくなると血
管で不要な物質が引っかかり血液が氾濫(出血)、
血液をせき止める(梗塞)することが考えられる。
これらが上記にあげた脳血管疾患や心筋梗塞を引き
起こしやすい原因であることが想像できますね。
予防する方法
これらの要因から予防策として、まずは血流の一気に
高めないことが大切です。まずは、体操やストレッチ
などを行う際に呼吸を意識して心臓と肺を徐々に運動
させることが大切です。また、これには太ももの筋肉
や背中の筋肉など大きな筋肉から徐々に動かし血流の
流れを整えることが有効的でしょう。また、大腸の動
きをよくし排便などを行い、腸内環境を整えることが
大切です。腸内環境を整える意味は高血圧にならない
ためです。腸内に便を溜めると高血圧になります。ま
た、大腸は就寝中最も活動量が低下します。そのため、
腸内に便などが溜まりやすい状況にあります。腸の動
きを引き起こす方法としては、食事と大きな関係があ
ります。そのため、しっかり食事をとり腸内環境を正
常に保つことが大切です