コレステロールを摂取するって悪い事?

生活習慣病(食、運動、休養、喫煙、飲酒などの生活

習慣がその発症や進行に関係するものであり、具体的

には高血圧、糖尿病、脂質異常症などと言われている)

に関してコレステロールの摂取に注意するように話さ

れます。検査方法としては、血液検査が主流です。こ

の検査前では基本的に約12時間前からの絶食を強い

られます。

上記のような内容に過敏に反応しコレステロールを

一切摂取しないようにすると「低コレステロール状

態」と診断されます。

では、実際にどのようにコレステロールが働いてい

るかなど含めここから解説しますね。

 

コレステロールの働き

コレステロールはステロイド環という特殊な構造を

持つ脂質の一つです。コレステロールはいい面と悪

い面を持つ働きがあります。

いい面では細胞膜(細胞膜:外部からの有害物質の

侵入や中和の漏出を防ぐ膜)を作り、働きを高める

(LDLコレステロール:悪玉コレステロール)。

これは、例を挙げると皮膚の細胞約4週間で代謝回

転をするようにできており、他の細胞も定期的に新

しい細胞に作り変えられている。この代謝回転には

コレステロールが必須の物質となる。

次に、ステロイドホルモン(生体には欠かせない副

腎皮質ホルモン、性ホルモンなど)、脂肪の消化を

助ける胆汁酸の原料となる働きがコレステロールに

はある(HDLコレステロール:善玉コレステロール)

他には、骨粗鬆症の方によく進められる日光浴。

あれってなぜか知ってます?

あれは、体内へのカルシウムを吸収する時は、ビタ

ミンDが必要なのです。日光浴をするとビタミンDが

生成されると考え込んでいる人もいるでしょう。

しかし、それは違います。体内にあるコレステロー

ルがビタミンDの前駆物質であり、コレステロール

は紫外線を浴びることによってビタミンDの前駆物

質に変化し結果ビタミンDが生成されます。

そのため、日光浴が進められるのです。

悪い面は血管壁に沈着し、動脈硬化を引き起こす可

能性があるのです。コレステロールが体に悪いもの

であると考えるのはここが一番大きな問題として考

える人が多いでしょう。では、「なぜコレステロー

ルが血管内で不用物になるのか」「コレストテロー

ルが血管壁に沈着」する理由を解説します。

 

コレステロールが血管内で不用物になる理由

コレステロールは通常肝臓に存在するリポタンパク

というタンパク質に包まれ、血中をパッケージとし

て流れます。そして必要な場所へ供給されるように

なっています。しかし、このリポタンパクは非常に

繊細な部分があり、供給場所に至るまでに活性酵素

と接触することによってリポタンパクが壊れます。

壊れた結果それぞれコレステロールもリポタンパク

も酸化した状態で血管内にばらまかれます。こうな

ると血管内で不用物となります。

 

この不用物を回収するマクロファージと平滑筋細胞

「コレステロールが血管内で不用物になる理由」で

説明したように活性酵素によってコレステロールは不

用物となるのです。この不用物…いつまでも浮いてい

るといけないですよね。そこで体内に備えられている

のが、マクロファージのいう物質と平滑筋細胞になる

のです。どちらも侵食性があり、前述したような不用

物を細胞自分たちの体内に取り入れる働きを持ってい

ます。この2種が混合となり活性酵素と接触しリポタ

ンパクの剥がれ酸化したコレステロールや剥がれたリ

ポタンパクなどの血管内不用物を回収します。

 

平滑筋細胞とマクロファージの行方

「この不用物を回収するマクロファージと平滑筋細胞」

で解説したように回収したコレステロールやリポタン

パクはどうなるのでしょう?

それは、これが厄介なことにアテローム(老廃物が蓄

積した結果形成される隆起、瘤:脳梗塞の原因となる)

を形成してしまうのです。

 

ではどうすればいい

これらで説明したように、一番良くないのはコレステ

ロールが前述したようにいい働きを持つため摂取した

い。しかし、活性酵素と接触する可能性があるのでそ

のリスクは極力避けたいですよね。

そこで重要なのが以前の記事でも記載したように活性

酵素を破壊するすカンベンジャーになるのです。

リポタンパクに包まれたコレステロールは体内な不要

な分を胆汁に混ぜて体外へ排出してくれます。肝臓さ

え悪くなければまずは、体内のスカンベンジャーを生

成していくことが先決になるのです。

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病院に勤めていた作業療法士が、実際の臨床現場で学んだ脳出血や脳梗塞などに伴う後遺症さらに、骨折や脊髄損傷などの後遺症などの情報を提供。また、基本的な医学用語やトレーニング方法などについての知識をわかりやすく解説。

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