脳卒中〜普通が普通に感じれなくなる。本当に怖い〜

今では生活習慣や遺伝さらにはストレスなど様々な要

因から発症するといわれる脳血管疾患である脳卒中。

現在も病院に勤めて約5年経過し様々な脳卒中に至っ

た方と治療をしながらお話しをさせて頂きました。

そんな中でも口を揃えて言われるのが、

「元に戻りたい」って言葉と意思表示です。

本人様での意志表示が難しければ代わりにご家族様の

身内の方がほとんどこの言葉を口にされます。

僕はそんな希望を描きながら現在に至るまで患者さん

と向き合っています。

では、これを見たみなさん。素人の一般の人が脳卒中

という病気をどれくらい認識しているでしょうか。

おそらく理解していても麻痺が出る病気なんでしょ?

とこの程度くらいの認識にとどまるのではないかと考

えています。しかもその麻痺って生活に支障をきたす

までには至らず、倒れた当初は麻痺が出るけどそのあ

とは生活に支障が出ない程度まで回復するのでは?

っと安易に考えている人が多いと思います。

事実なってわかる脳卒中では遅いのです。

脳卒中患者さんは年をおうごとに若い方でも発症をし

ている人が多いです。特に30〜50代の方。ようやく

給料や就職はたまた人生なども落ち着き始めた頃に

咄嗟にやってきます。

では、よく知られている麻痺。麻痺って簡単に言わ

れるけど、ほぼ完全に治すのは現在の治療方法では

無理に近いのです。また、麻痺の種類って手だけと

か足だけとかそんな風にはほぼなりません。

片側の手足両方に麻痺が出る確率が高いです。また、

ひどい人では一気に顔、手足の全てが麻痺します。

その結果を手術や薬では今の治療方法では治せないの

です。もし治ればそれは本当に奇跡に近いでしょう。

麻痺について記載をしましたが、他には感覚がわから

なくなる感覚障害また、記憶力や注意力が散漫とな

る、話せなくなる、話している意味が理解できない。

喉の麻痺によって食べたいものが食べれなくなる。

食べれなければ、お腹にペグという穴を開けて今後

一切と言っていいほど口から食べ物が食べれなくな

る。他には痺れや痛みなどの異常感覚や感覚過敏。

見ているものが歪む、ブレるなどの症状をきたしま

す。加えて各々の症状が単発(麻痺だけとか)で出

ることはほとんどありません。

脳の一箇所がやられるとそれに伴って様々な場所で

不具合が出ます。それはこのブログで記載している

「脳卒中について」を読んでいただければわかると

思います。

仮に歩けたとしても速度は脳卒中になる前より遅く、

横断歩道を渡ることも怖く感じることもあるでしょ。

また、社会に出て社会からどのように障害を持って

いることを前向きに「考えてくれている」か

「見てくれている」かなどを考えて生活をすること

の苦しみを味わいます。

現に脳卒中になってから自宅に帰って社会に出ると、

家族に迷惑や社会で生きていけないなどと言い自殺

に至る人も多いです。

そんな時代の流れがあるのです。僕はそんな人を救

えるように今後医療者としていろんな視点で考える。

急性期病院(初期の意識障害を救って全身状態を安

定させてくれる病院)から回復期病院そして生活期

病院や施設、自宅など様々な場所を脳卒中後に経験

するでしょう。僕は一つここで疑問を感じています。

それは、回復期と生活期です。僕は近い将来表裏一

体になると考えています。僕は、それを実現させる

一歩を今後は進めていきたいと考えています。考え

の詳細は今では話せません。近い将来実現するよう

に一歩ずつ前に前進します。

そんな苦しみを味合わないためにも、できる予防は

行い体を大切にして自己管理するようにして下さい。

また、やりたいことをやって今の自分がやっている

ことに後悔しないように進んでいきましょう。

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病院に勤めていた作業療法士が、実際の臨床現場で学んだ脳出血や脳梗塞などに伴う後遺症さらに、骨折や脊髄損傷などの後遺症などの情報を提供。また、基本的な医学用語やトレーニング方法などについての知識をわかりやすく解説。

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