がんって予防できる?できない?〜体の物質から考える〜

がんは喫煙者の場合禁煙をすればできる。しかし、喫煙者でない場合のがん予防って何?

生活習慣を見直せばいいの?

はたまたがんには遺伝的な要素があるから、予防できないの?

今回は体内に潜む分子や細胞レベルから推測される予防策について投稿する。

 

がんって予防できるの?

はい。

がんは先日お伝えしたように、遺伝などに伴う病因細胞と抑制細胞の働きがありそれらをうまく調節することで100%で

はないが高い確率で予防できるのです。

分子学的にはある程度予防することができる?その理論

病因細胞と抑制細胞について紹介したように、それらにはたんぱく質が非常に重要になる。そのため、アミノ酸を摂り良

質なたんぱく質を維持します。また、ビタミンは良質なたんぱく質を結合するのに必要なものとなるため、ビタミンにつ

いても併用して摂取します。食事から取れない場合は、サプリメントに頼ってもいいとされている。また、病因細胞を抑

える抑制細胞が活性酵素により破壊

されないためにスカベンジャーを摂取することが大切である。

 

スカベンジャーとは

活性酵素を撃退するのに重要な役割を果たす物質のことである。それは、20代をピークに徐々に体内で生産される量が

減少する。これらは寿命とも関連があるとされている。体内で生成されるスカベンジャーとしては、SODやカタラー

ゼ、グルタチオンがある。これらが年齢とともに生成されなくなる。

 

スカベンジャーと体内で生成される活性酵素との関連

SODというスカベンジャーはスーパーオキシドを消去する。

カタラーゼというスカベンジャーは過酸化水素を消去する。

グルタチオンペルオキシターゼは過酸化水素を消去する。

グルタチオンはスカベンジャーでもあるグルタチオンペルオキシターゼの働きを支援する。また、活性酵素でもあるヒド

ロキシラジカルに対しても攻撃し無害化させる。ビタミンC・E、βカロチン、ポリフェノール類は活性酵素であるヒドロ

キシラジカルを無害にする。

αカロチン、βカロチンなどのカロテノイド類は活性酵素でもある、一重項酵素を無害に変化させる。

 

スカベンジャーに有効な食物や飲み物

銅、亜鉛、マンガンは前述したスカンベンジャーのSOD成分で大切なものである。また、その他のスカンベンジャー作

用にはビタミンを主とし、他にはβ—カロチン、ポリフェノール、セサミンが必要となる。

銅はイイダコ、シャコ、桜海老、牡蠣、しじみ、するめ、アンコウの肝、燻製のホタルイカ、牛レバー、豚レバー、ソラマメ、カシューナッツ、大豆、アーモンド、納豆、ゴマ、ココア、抹茶、干しぶどうなど

注意:とりすぎは中毒になるため、注意が必要。基本的に体内の銅が減少しすぎることはない。しかし、不規則な生活をしている場合は別である。

ポイント:鉄分・亜鉛と一緒に摂取するとさらに体の吸収を促進する。

・鉄分はほうれん草、ひじき、青のり、パセリ、あさり、鳥レバー、赤身肉

・亜鉛は牡蠣、カニ、煮干し、チーズなど

 

マンガンは多い順に生姜、葉生姜、日本茶(玉露)、しそ、バジル、中国ぐり、パイン(缶詰)、しじみ、油揚げ、しそ

の実、モロヘイヤ、ミョウガなど

ポリフェノールは赤ワイン、ココア、緑茶、ローズマリー

セサミンはゴマ、ごま油

まとめ

これらのように体内に秘めているスカンベンジャーを活動させることが必要であり予防することができる可能性を秘めて

いるのである。

これらの情報はスカンベンジャーのみに基づく情報であり、当然他のご病気などを患っておられる場合摂取できないもの

も含まれています。個人個人何が自分にあっているかを考えて摂取をするようにしてください。

なってからよりなる前に予防しておきたいがん。

今後はがんになったのちに何が大切かを踏まえて投稿します。

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病院に勤めていた作業療法士が、実際の臨床現場で学んだ脳出血や脳梗塞などに伴う後遺症さらに、骨折や脊髄損傷などの後遺症などの情報を提供。また、基本的な医学用語やトレーニング方法などについての知識をわかりやすく解説。

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