正しいストレッチについて

よく反動をつけてストレッチってしますよね?

「1、2、3」「2、2、3」とか、「ピッピッピ」と汽笛に合わせて行うなど。

あれて本当にいいのでしょうか?

結論は目的によって変えないといけません。

 

ストレッチの主な種類

静的ストレッチと動的ストレッチの2種類があります。

静的ストレッチとは

静的ストレッチとはジワーっと筋肉を伸ばすように行い、リラックスや筋肉をある程度の伸張性を求めるものになります。よくあるのが、前屈してからだを柔らかくしようとし、何度も反動をつけたりしません?それだと体は柔らかくなりません。あげくの果てには体を硬くしてしまいます。

なぜ反動をつけるといけないのか?

人間の筋肉には伸ばされた際に縮めるように脊髄に求めるようにする神経(Ⅰa求心性神経)が存在します。そして、脊髄から筋肉に対して縮めるように運動の伝達を行う神経(α運動神経)が存在します。これらが、反動をつけた動的ストレッチを行うことによって、急激に伸ばされたと感じ筋肉に対して守ろうと働き、筋肉を縮め硬くしてしまいます。そのためリラックスをする際などは、『ジワー』と行い反動をつけるのはNGです。

動的ストレッチとは

反動をつけて行うストレッチになります。それらは、静的ストレッチしウォーミングアップを行ったのちにさらに、筋肉の柔軟性を引き出す、体を温めるストレッチになります。

正しいストレッチの順番わ?

静的ストレッチ→ウォーミングアップ→動的ストレッチの順番です。

必要に応じて使い分けましょう。

とある情報では、静的ストレッチは運動後との記載もありますが運動を行うのは、基本的に社会人であれば朝か夜が多いです。その時間帯は体が起きていないか疲労が蓄積し筋肉が硬くなっている状態です。そのため、僕は運動前にも静的ストレッチを行い筋肉の柔軟性を引き出し、その後適度なウォーミングアップを行い動的ストレッチによる筋肉のさらなる柔軟性と体を温め目的行動に移すのが1番いいと思います。動的ストレッチに関節が柔らかくなることはほとんどありえません。僕は医療現場で働いていますが、基本的に動的ストレッチを行うことは激しい運動を本気で行う時のみです。医療現場では、マッサージ、ストレッチ、関節可動域exercise、電気治療を使い分けて実施しています。

なんとあれ、自宅で自主的に行うようなストレッチは静的ストレッチを行い、各関節を各方向へ運動させるように動かすように行うことがいいと思います。

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病院に勤めていた作業療法士が、実際の臨床現場で学んだ脳出血や脳梗塞などに伴う後遺症さらに、骨折や脊髄損傷などの後遺症などの情報を提供。また、基本的な医学用語やトレーニング方法などについての知識をわかりやすく解説。

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