脳卒中の概要についてはこの記事で説明をしたので詳しくはこちらを参照してください。
後遺症について
後遺症は意識障害、運動麻痺(顔面から足先まで)、感覚障害(触ってる感覚や暖かさまた腕がどの位置にあるかなど)、高次脳機能障害(注意、記憶、判断力)が主として出現します。
意識障害について
意識障害は急性のものと慢性的(遷延性意識障害:センエンセイイシキショウガイ)に分けられます。急性のものについては回復することが多いですが、慢性的なものについてはなかなか回復することが現在の医療では難しい場合が多いです。
運動麻痺について
運動麻痺とは顔面麻痺(顔面が歪む)、眼球麻痺(斜視、視力低下)、手足の麻痺が主として表れます。
感覚障害について
感覚障害は表在感覚(触っている、冷たい、暖かいなど)と深部感覚(腕の動いている方向や腕の位置など)の2種類に大きく分かれます。また、異常感覚として過敏な疼痛や痺れなどを感じることもあります。
高次脳機能障害について
前述した通り注意障害では状況に応じて必要な箇所に注意を向けることができる(選択性)、一つの課題に集中することが難しい(持続性)、集中して注意を向けた課題から注意がすぐにそれること:(持続性)、1度向けた物から必要なものに注意を向けることができない(転換性)などの障害が現れます。
記憶障害では即時記憶、短期記憶、長期記憶、手続き記憶、エピソード記憶など様々な記憶障害が現れます。
判断力については動作性IQまたは言語性IQなどの知的障害を併発し判断力が低下します。